ビジネスマンとして会社のお金を使うことはよくあります。
ビジネスで必要なお金もあれば、出張時の交通費や通信費、仕事で使うデスクやパソコンもそうです。
今回は会社のお金を使う時に持つべき「オーナー社長ならどうするか?」という視点について述べます。

見えるコスト/見えない費用対効果
いろんな区切りで社用携帯を貸与されたり、解約することがあります。
私は今までの会社員生活で、社用携帯を貸与され、契約期間が終了するので解約、というのを2回繰り返しています。
もちろん、契約延長をする場合もありあす。契約を延長するか、解約するかは自己都合ではなく、会社都合です。
会社の状況によって「業績が好調な今のうちに貸与しよう(あるいは契約延長しよう)」か「経費削減のため、契約期間(2年)が来たから解約しよう」のどちらかが判断されているということです。
これはなかなか難しい問題です。社用携帯を貸与する目的は業務効率アップ(コミュニケーションが円滑になる)です。
ですが、貸与することによる費用対効果は目に見えません。一方、目に見えるのが携帯料金(通話料含む)というコストです。

予算がある時に、という考え方でいいか?
コストは見える、費用対効果は見えない。という時は当然ながらコスト削減の方向に判断が振れますが、どのような考え方で判断されているのか?
業績がよく、予選を達成しそうだから今のうちに・・・と効果測定が少々甘くなる、というのはありそうなことです。
自分がオーナー社長ならどうするか?という視点
問題を大きくしてしまうと本質がぼやけてしまうのでシンプルにして考えてみましょう。
例えば「自分がオーナー社長だったらどうするか?」を考えます。
オーナー社長は会社の立ち上げからいかに資金を調達するか?事業を軌道に乗せるか?という苦労をしています。
銀行からお金を借りる。遅滞なく返す。言うは易しですが、山あり谷あり、様々な苦難を乗り越えてきたことでしょう。
いろんな意味で「自分のカネ」で勝負をしてきた。同じ経験をしていなくても想像することは大切です。

日常業務の中で省みる
社用携帯という1つの事象に留まらず、事業における判断を自分がオーナー社長ならどうするか?という視点で考えてみると、行動が変わってくるケースはないだろうか?
あるとしたらそこに「甘え」があるということです。絶えず、自分自身に問いかけながら業務を進めていきたいものです。
できるビジネスマンは常にこれをやっています。だから判断軸がぶれません。
